春の鴨川

ありきたりな京都観光にさようなら。

ほんまもんの京都へおいでやす。

広告

夜におすすめの神社・お寺

 多くの神社、お寺は日の出から日の入りの間、つまり太陽が出ている間しか参拝することができません。特に中に入るのにお金がかかることが多いお寺は、夜になるとどこも敷地内に一歩も立ち入ることができなくなってしまうところがほとんどです。でも、京都に来たからにはお寺や神社を一日中満喫したいですよね。というわけで夜でも愉しめるおすすめの神社・お寺を紹介します。



下鴨神社

アクセス:京阪出町柳駅より徒歩12分orバス
 世界遺産の神社です。残念ながら17時を過ぎると社殿の方は拝観できなくなるのですが、「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれる神社の敷地内に広がる広大な森は24時間自由に散策できます。私はよく夜11時くらいに散歩に行くのですが、とても静かなので心が洗われるような気分になります。糺の森の中には小川も流れており、6月ごろにはホタルも見られるようです(私は運悪く見たことがありませんが・・)
 駅から12分ですし、平坦な砂利敷の道が続いているので夜に行っても安心でしょう。ただ、街灯が少ないので人によっては「気味が悪い」と感じるかもしれません。神社という清浄な場所なので、私は平気ですが・・ 夜11時くらいになるとさすがに人はほとんどいませんが、9時くらいまでなら地元の人が散歩やランニングをしているので治安面での心配も少ないです。夜は下鴨神社のお賽銭箱にお賽銭をいれることができないのでご注意を。糺の森の中にいくつか小さな神社があるのですが、そちらは夜でもお参り可能です。
公式サイト



南禅寺・琵琶湖疏水

アクセス:地下鉄東西線蹴上駅から徒歩10分
 臨済宗の大本山、湯豆腐で有名な南禅寺とその隣にある琵琶湖疏水という明治時代に作られたレンガ造りの水路です。琵琶湖疏水は大河ドラマ「八重の桜」でも話が紹介されていましたが、琵琶湖から京都市内に水を引き入れたり、滋賀方面への物資の運搬に使われ、明治天皇の東京奠都以降荒廃していた京都の再興を支える基盤となった用水路です。建設当時はレンガ造りが京都の街にふさわしくないということで反対運動が起きたそうですが、1世紀経った今ではレンガがいい味を出しています。
 昼間は観光客でにぎわっているのですが、日が暮れるとほとんど人が来ません。ですが、真っ暗闇の中で水が流れる音だけが聞こえてくるという環境はとても神秘的なので、夜に行くのもおすすめです。日が暮れた後も琵琶湖疏水並びに南禅寺の境内は自由に散策できます。ただ、レンガがちょっと不気味に感じるかもしれないので、女性にはおすすめしません。私は夜中に時々見に行くのですが、少々薄気味悪さを感じてしまいます。
公式サイト


貴船神社

アクセス:地下鉄烏丸線国際会館駅からバスなど(日没後は便がないので車がおすすめ)
 灯籠で有名な、京都市の北のはずれの山奥にある静かな神社です。ここは神社としては珍しく、夏(5月1日〜11月30日)は20時まで、冬(12月1日〜4月30日)は18時まで参拝できるので、日が暮れた後の拝観が可能です。残念ながら雪が降った昼間の写真しかありませんが、写真の両側にある灯籠に明かりが灯っている風景はとても美しいです。
 標高が高いので、冬は京都市内中心部で雨が降っていたら貴船周辺では雪になっていたりします。お気をつけ下さい。
公式サイト